銅器着色について
高岡銅器にはさまざまな着色が施されております。
青銅色・煮色・宣徳色・鍋長色・朱銅色・焼青銅色・鉄漿色(オハグロ)etc・・・。いろいろな技法・薬品の組み合わせで数十種類もの色のバリエーションを作り上げております。
これらの色の発し方(出し方)は先人方が試行錯誤を繰り返しながら研究し、開発してきた大切な財産であると思います。これら着色技法は、実に利に適った手法で、自然に背を向けず、ブロンズ・真鍮といった、銅合金に自然調和した着色法です。
これが長い間、高岡銅器の信用と名声を保ってきた大きな要因と考えられます。